Kindle Fire - Amazon のエコシステムにとっぷり漬かる

今回は、先にいいますが、Affiliate のリンクが盛りだくさんになります(笑)
だって、仕方ないじゃないですか。商品を売らせたらこれほど上手な会社さん、Amazon さんの話なんですから。

始まりは、やっぱり Prime サービスだった。



Amazon さんのサービスを普通に使っていると、自然と使ったら便利かな、なんて騙される気分になるのが、このPrime サービス。年会費をちょっと払うと、昔は Amazon さんの倉庫に入っているもの(いわゆる Prime マーク付きのやつね)ならば翌日に届けてくれる、という便利なサービス、ってだけだった。まぁ、骨髄反射でポチる人たちにとっては、これだけでも十分入る理由になったからそこそこ普及したし、かく言う私も確かそれくらいで入ってしまっていたはず(笑)

Prime サービスがだんだん便利になっていた

なのに、気付くと(向こうが選別的に提供するものに限られるものの)動画の見放題が始まっていたし(でも、動画を見倒す習慣がないから、)

写真とかに使えるストレージサービスも5GB とかくれちゃうし、本当に自社のリソースをあれこれ使って抱え込もうとしているなぁ、と思っていたら、まさかの Prime Music でストリーミングサービスまでサービスの中にリストしてきた。


確かに MP3ショップを既に始めていたから音源は山のようにあって、キュレーションしたリストで聞かせればさらに売れる、という発想は Apple も Google も始めるから流れ的な部分はあったけど、それを Prime サービスに入れてきたら、音源データをアップロードできなくてもこちらに抱え込まれますって。しかも、日々刻々と無料で聞けるアルバムを増やしてきていて、これを書いているこの瞬間、Beatles のほぼ全部のアルバムが新着として提供されています。これがなんと携帯端末の Amazon Prime Music アプリにダウンロードできるからオフラインでも聞ける、という太っ腹。やばいです。ただし、大抵の場合に限るようです。というのも、tofubeats の1st アルバムは無料で提供されているもののダウンロードまでは出来なかったのです気付いたら無料ダウンロードどころかPrime Musicの対象外になってしまった。なので、常に継続して提供されるものでもない、と思っていた方が良いかもしれません。

新たなる刺客、Kindle Fire


で、まぁ、さらに抱え込みを狙ってなんでしょうね。Kindle のハードウェアを持っている人には(彼らの指定する範囲内で、ですが)月に一冊無料で読ませますよ、というサービスを提供しながら、

を、半額で売りはじめた(笑)。今では、半額ではなく、定価で売るものの半額相当のクーポンを付ける、という形になってはいるものの、買う側からすると実質同じようなオファーになっている。

ざっくり5,000円、としてもだいたい月に一冊、1,000円程度の本は読むから、趣味が合えば5か月で元が取れちゃうから買っちゃうじゃん、そもそもAmazon で買うことにここまで抵抗感が低いんだしっ!

ということを狙ったんでしょうねぇ。思わず買っちゃいましたよ。ということで、ここでは、そんなユーザーインプレッションを今さらながらやろうかと思っています。なにせ、このタブレット、端的に言えば Amazon 帝国に身をゆだねるならばこれほど快適な機械はない、という代物だから、なのです。


まずオーダーしました。

当然すぐに届くと思うじゃないですか。Prime ですから。でも、発送予定を見ると、不思議と数週間かかる、と書いてあります。品薄なの?でも、こんなに一生懸命売り込んでいるのに、それはないだろう、なんて思っていながら待つこと、そんな数週間。届きました。

開けてびっくり

パッケージのシンプルさもさながら、電源を入れた後の初期設定について、基本WiFIの設定をするにとどまるのです。なぜか?あなたのユーザー設定を Amazon さんで全部やってあるからなのです。いわば、届いてパッケージを解いて自宅のWiFi に繋いだ瞬間、手元のタブレットが Amazon の発注専用端末としてシームレスに機能するように準備されている、ということなのです。Amazon買い物中毒の皆様、本当に御愁傷様です。
おまけに、kindle.com のメールアドレスまでご丁寧に作ってくださって。。。使うんだろうか、このメルアド(笑)

使ってびっくり

タイミングの問題からか、電源を初めて入れてネットワークにつないだ直後にFireOS のアップデートがあったものの、その後の安定感はユーザーにあまり手をかけさせずに継続して使ってもらうための安心感を作り出すんでしょうねぇ。

実際、Google Play がない代わりにAmazon Apps store のアプリが入っているので、それを使ってアプリを入れていく(やればGoogle Play も入れられるらしい、が。。。純正で出来ることを極めるのが楽しいでしょ?)ことになるものの、そもそも期待しているのが Kindle と Prime Music だから、特に入れたい?入れないでしょ。それで十分なんですよね。それに Amazon アプリ、これで買い物すればいいわけだし(笑)

事実、WiFi モデル、と考えると使う環境は自宅のみ、とある程度割り切る以上、必要になるアプリも限られるのでリソースもあまり使わない上に、ディスク容量を最大限コンテンツに費やせるので、比較的ローエンドな構成だと言われているにも関わらず快適に使えるんです。逆転の発想、かもしれません。

で、買いかどうか?

Prime ユーザーで、Kinlde で本を読む習慣がある、というなら、と言いたいところですが。。。一ヶ月に一冊の本が Kindleで無料で読める、ということにもし魅力を感じたとしたら、ちょっと気をつけて、と言わざるをえません。というのも、その無料で提供される本は思っているほど多くはない、からです。漫画とかは多いかな、でも、ビジネス周りとかは弱い、という印象です。あと、まだ二ヶ月目に突入していないので実際にどうなのかわからないものの、前述の特典でKindle 上で閲覧可能になる無料提供の本は一冊のみ、なので、一ヶ月経ったら、返却してから新しい本が閲覧可能になる、ということのようです。読み返したかったら購入、という意味ではお試しで読んでみて、というPrime Music の無料提供される音楽と同じ発想かもしれません。

もし、そうでないならば、プレイリストで適当に音楽を流したい、Prime でビデオを見たい、Amazon で買い物するための専用端末にしたい(って、まんま向こうの策略ですね(笑))、などなどのデフォルトのアプリだけ使えば十分に満たされるニーズがあるならば、手頃なタブレットだと思います。ただし、シンプルに使うならば、という前提です。Lineを入れて、Twitterを入れて、あれこれやりたい、というとパフォーマンスがついていけない懸念がどうしても残るでしょう。

少なくとも言えることは、これを持ってしまうと、Amazon のエコシステムにとっぷり浸かることになるので、Google Music の定額サービスや iTunes Radio などにお金を出したくなくなってしまう、という魔法は強くかかってしまう、ということです。Amazon のサービスを使いきりたい、ならばオススメです。

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