SIM を切っても使えない、ことがある、というかあった

手持ちのmini SIM を micro SIM カッターで切って形を小さくして
新しいスマホに使う、ってのは今となっては目新しい話ではないです、よね。

最初の頃は、どうやって切るの?なんて話で持ち切りで、
そのうち分厚い書類をホチキス留めする時のような機械で型抜きするのが普通になり
今や、mini->micro だけでなく、micro->nano までするようになって、
ある意味、SIM が借り物で、という事実を看破すれば普通に切って使える、
そんな趨勢になってるように思うんです。


が。

そんな今、実は、切っても使えないことがある、という事実に出くわしたのでちょっとネタに記事にしてみました。




さて、まずはこの写真。上は数年前にイギリスの O2 で買った mini SIM を、見ての通りSIM カッターで切ったもの。ご存知の通り、昨年の中頃まで iPhone 3GS を使っていたので mini SIM で良かったのが、Sony Xperia P に乗り換えたので手持ちのSIMという SIM はこんな感じで切らないと使えないので、予め切って、一旦日本で刺して渡航したのです。

で、これをもってロンドンに到着して、45分ほど待たされる空港の入国審査の行列の中で刺して電源を入れたら。。。

「SIM が認識できません。」

って、日本でテストで刺した時にそんなエラーでなかったじゃん。おかしいと思って、接触の問題かと思って少したわませて入れてみても。。。駄目。あれこれ考えても駄目だったので、ローミングになって嫌だなぁ、と思いつつも、もう一枚準備していたジャージー島の Jersey Telecom の SIM を刺して、とりあえずその日は乗り切ることにしました。
ジャージー島に行くまで48時間あるので、最初はこの JT のSIM で、とも思ったのですが、さすがに 1MB に 4ポンド(ちょうど執筆時で 600円するかしないか)という値段はちと高すぎるので、翌日 O2 の店舗で新しい micro SIM (上記の写真の下のSIM)を購入して入れてみて、ちゃんと動く事を確認できましたので、その意味では事なきを得る訳ですが、じゃあ、一昨年の来英の際に iPhone 3GS では動いたこの SIM の何が悪いんだろう、という疑問が出てきます。

そこで、この写真の裏側を比較してみると。。。



左から右に、切った O2、切らない(笑)O2 そして、切った(爆)docomo/b-mobile なのですが。。。

違い、という観点だけで見るならば、O2 の SIM mini SIM の接触面が微妙に狭い事がわかるのです。実際に、他の国の SIM と比較しても、「1列分」狭い、ような気がしますよね。実際、スマホのSIM の読み取りの接点との擦り合わせの痕を見ると、どの SIM も同じように3カ所にあるので、その意味でもどの SIM も問題なくスマホに入れてあるセキュリティソフト には SIM として認知されるのです。

とはいえ、O2 はどれもこれも同じサイズ、ということは。。。最低限のサイズを持っているので SIM 的には問題はないはず、さらに言えば切った古いSIM は新しいものより広いから接触不良の可能性はないはずなのに、なぜ。。。ということになります。

ちなみに、手元にないので何ともいえないのですが、例えばトルコの Vodafone あたり、結構 ICチップが小さかったような記憶があります。

あとは使っていない間に何か劣化が起きたか?他の携帯でちゃんと認識されるか帰国後に確認するほうがいいかも知れませんね。

ということで、この記事が Google でヒットするかはわかりませんが、もし見つける事が出来たあなたにとって、そんなリスクがあるんだ、という何かの役に立てば幸い、ということで。

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