もう旅の終わり。。。

ということで、もうシンガポール・チャンギ空港に戻ってきております。
シンガポール滞在は。。。以前に比べてだいぶ面談させてもらえる人も増えて
また、全般的に前向きな話がたくさん聞かれる事から、日本にいるときの
閉塞感をなんとかしなきゃ、という気持ちにさせられます。

そんな中、今回の滞在中に催されると言う事で参加させて頂いたのが
日本証券業協会さん主催の Japan Securities Summit 。
Fullerton Hotel という VIP 御用達のホテルで開催されたこの会議、
TSE の社長さんから、日系外資系の超有名どころのストラテジストやアナリストが
日本について、日本の市場について語る、というものですが
まぁ、シンガポールでやるからには、外国の投資家に対するアピールですよね。
Buy Japan というべきか。
なので、日本からわざわざ来たパネリストさんたちもちゃんと英語でプレゼンし
パネルディスカッションもこなしていました。まぁ、慣れていらっしゃるんでしょうね。
羨ましい(笑)

特筆すべきは、やっぱり超悲観論で自虐的なシナリオを展開して、ある意味
中島みゆきさんの死にたいときに死にたくなるくらい落ち込むような歌を聴かせて、
そのあとに、セクターアナリストの人たちに、こんなに底力があるんですよ、
ここはこの状況で特性を生かして伸びてますよ、というある意味
落とすだけ落として持ち上げてる、という全体での展開を見たような気がしました。

が、これが今の日本を表しているんだと思います。
総論、だめ。将来が見えない。
でも、各論でここはいい、ここは伸びる、といえる。
ただ、そのいいところを見つけ出す為の労力がかかる、と言うところに
今の総論が効いているように思えて仕方ありません。
従来の内向きにしかなかった収益源を、海外に向けられるだけのガッツが
どれだけ各社にあるか。ですからねぇ。海外の新興国の中間層の台頭が目の前にあって
そこにどれだけ売り込めるか、企業としてはそこに活路を見出さないと先がないのかも
しれませんね。。。

で、我が社もそうしたいのですが。。。
だめ?>CEO 殿(苦笑)

2 件のコメント:

ochiai さんのコメント...

外から見た日本は正にその通りだと思うよ。
労働力としての、クオリティはピカイチだと思うんだけど、ガッツがねぇ。。。

東京人から見た、典型的な関西人がグローバルスタンダードだと言うと言い過ぎかな?

英語が操れないから、海外進出を躊躇うとしたら、間違いなんだけどなぁ。。。

Shinobu さんのコメント...

毎度毎度コメント感謝です。

うん、今回あちこちで面談しながら、どうしても口をついてしまうのは、どこかで耳に入って離れない
「日本には人材がある、資産がある、知材がある。ないものは将来に対する希望だ。」
という一言。

悔しいけど、デフレで自分の給料が上がらない、なんて思えば、デフレだから物価も下がるから実質の生活レベルは変わらない、という学者さんの言葉があったところで、名目上のニンジンが増えない以上一生懸命にならないメンタリティもわからなくもない。

というか、本当はそんな時にこそ名目上の収入を増やすべく死ぬほど働けばデフレのメリットをフルに享受できるって思えないのかなぁ。。。と。

でも、英語が操れないから外に出ない、というのはあるかもね。どこにいっても、私程度の英語でなんとかなるんだから。

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