どこまで現実性があるのやら。。。

4/25/2009
(注) この記事は2006年1月27日の記事の再録です。

日経のニュースから。

消費者金融やキャッシング、借入総額に上限・金融庁検討、とのことですが、
その内容として、一個人に対するキャッシング総量に上限を掛ける、上限金利の引き下げを行う、
などして自己破産者を減らしたい、らしいそうです。

現在銀行や消費者金融、そしてクレジットカード会社などでお互いのブラック(事故者)情報の交換を
それぞれの業界で行っているのですが、といっても、各業界を横断的にみているといわれている
テラネットの情報で加入している
各社が自分のところの貸し出し規制や営業方針を差し置いて守らねばならなくなる、
ということに、ただでさえ利幅が減って傷んでいるはずの業界が受け入れられるか、ということと
上限金利の引き下げが、このテラネットに加入していない(ことで、この上限規制の縛りから
逃げることの出来る)いわゆる「闇金」にさらなる借り入れを求めに走るのでは、ということが
危惧される、のです。

実際、過去において闇金に人が流れたのは上限金利が下がることで、それまで
そのリスクリターンで大手を振って借りることの出来た人たちが借りられなくなったことに
起因している、言い換えれば、上限金利が下がることで貸し出し基準が厳しくなって
本来借りられる人が減っている、という事実を金融庁などは分かっているのでしょうか。

だれも、返してくれそうにも無い人には貸さないのですが、金融庁やえらい議員さんは
貸すのは誰にでも当然貸して、金利だけ減らせばいい、という商売度外視の考え方で
策定しているとしか思えませんね。。。
これは、常にここで書いていることですが、既存の行動に対して法律の網をかぶせれば
法律によって人の行動が変化してしまう、のです。

さて、これで下がるとどうなるんでしょうねぇ。。。
しーらないっと。

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