FALCO 60 - たまには高校生の頃の熱狂に戻っていいですか?
いろいろとあれこれ書きたかったり、書かなきゃいけない記事があるのですが、facebookで同好の士がさりげなく、でも鮮烈に教えてくれたのでおもわず買っちゃいました。
って、知ってますか?みなさん。
80年代の洋楽を聴いていた人ならばご存知かもしれません。オーストリアの誇るロックシンガーで、米英の両方のチャートで初めて英語以外の楽曲でナンバーワンをとった一発屋、白人初のラップをやった男。70年代のウィーンにパンクロックを持ち込んだ天才。Falcoです。
数々のアーティストたちに楽曲をカバーされたりサンプリングでも使われているので曲を聴くと、あれ?聴いたことあるぞ、という曲が結構あるはずです。
で、その元ネタはこれ。これが米英の両国を含む世界中でチャートのナンバーワンをとった名曲 「Rock Me Amadeus」です。
この他でわかりやすいのといえばこれ。MC Hammer の 「U Cant't Touch This」。
これのサンプリングの元ネタの元ネタがこの曲。「Der Kommissar」。ほら、ギターのリフが一緒。
彼はその間、気づけば「クレジットカードのトラブル」と当時の現地のファンが説明してくれたのですが、などからドミニカ共和国に移り住み、さて新しいアルバムが出ようか、という 1998年2月6日に現地で自動車事故にあって死去したのでした。その後、彼の誕生日である2月19日にウィーンで毎年ファンが集っている、という話を聞いていて、いつかは、と思っていたところ、ちょっとした縁と言い訳とで 2008年2月17日の土曜にウィーンにある彼のお墓参りをする機会を得ました。
残念ながら彼の生誕祭に参加することは叶いませんでしたが、青春時代にある意味どっぷり浸かったアイドルを見届けることが出来たのは一つの節目になったな、と思っていました。しかもちょうど死去10年というタイミングだったので彼の生涯を描いた映画も作られウィーンでは封切られるというタイミングでした。
さて、気づけばそこから9年。もし彼がまだ生きていたら60歳になっていたそうです。そこでそれを祝おう、ということで今回アルバムが制作されたというのです。その名もファルコ60〜ベスト・オブ・ファルコ。まんまですね。思わずクリックして買ってしまいましたが、よくよく考えてみればほぼ一通りの音源は持ってますので、今更何か新しいものを期待するのもどうよ、と思いつつも、印税収入は彼の遺族である Maria-Theresia ちゃんに行くはずだったのでまぁいいか、ということで。。。
とか、あと2009年に(って死後10年以上経ってもまだ出すんかい!と思いましたが。。。)出てきたこれが Jeanny Trilogy の決定版!と言われた「The Spilit never dies (Jeanny Final)」
まで揃えるべきだし、そもそもすでに死んでる人の話なのだから、本人の未発表曲をまとめて公開した時のアルバムVerdammt Wir Leben Nochのタイトルトラックである「Verdammt, wir leben noch」(ざっくり訳すると「やべぇ、まだ生きてるぜ」)とか、人にカバーされることが多かったのだからあえてカバーしている「It's all over, baby blue」(Bob Dylan の名曲ですね)とか「Do It Again」(この数年でよく聞くようになったSteely Danの曲)とか、「Vienna Calling」を収録するなら、そのリミックスでウィーンの観光をして行く、という構成になっているトラックがあるのでそれを入れろ、とか、パーティラップの走りってことを強調するなら、「Emotional」の最後のトラックである「Kiss of Kathleen Turner」の完成度は高いぞ、とか、「Helden von Huete」を入れるなら、この曲に対する本人の思い入れが強いのだから、2008年に発売した「Donauinsel Live」の最後を飾ったライブパフォーマンスを敢えて入れるとか、他にも入れるべき曲はいろいろあるじゃないか!それに解説だって書かせてもらえるならば書いた人には悪いけどもっと濃い内容で書けるしすでにこの時点で既に十分濃いだろ、これがハードコアのファンの力だぞ!と、思うのですが、まぁ、そもそも死去20年近いのに忘れられることなく愛され、こんな風に生誕60周年記念アルバムが作られ、しかも日本ですら売られた、というのは怒るよりも感謝しないといけませんね。
ということで、いい加減寝ないといけないな、と思いつつも、とりあえず1枚目の CDを聴きながらこんな私的なライナーノーツを自分ならこう書くぞ、と思いながら、高校から大学、そして社会人になって御墓参りするまで冷めなかった夢を思い出してしまいました。
Falco ですよ、Falco
って、知ってますか?みなさん。
80年代の洋楽を聴いていた人ならばご存知かもしれません。オーストリアの誇るロックシンガーで、米英の両方のチャートで初めて英語以外の楽曲でナンバーワンをとった一発屋、白人初のラップをやった男。70年代のウィーンにパンクロックを持ち込んだ天才。Falcoです。
数々のアーティストたちに楽曲をカバーされたりサンプリングでも使われているので曲を聴くと、あれ?聴いたことあるぞ、という曲が結構あるはずです。
あれこれカバーされてます。
日本だと、一番わかりやすいのがこれですかね。で、その元ネタはこれ。これが米英の両国を含む世界中でチャートのナンバーワンをとった名曲 「Rock Me Amadeus」です。
この他でわかりやすいのといえばこれ。MC Hammer の 「U Cant't Touch This」。
これのサンプリングの元ネタの元ネタがこの曲。「Der Kommissar」。ほら、ギターのリフが一緒。
なぜ、金融でもテニスでもないのにこんなに暑苦しいの?(笑)
とまぁ、この手の話をしだすと止まらないのは、実はRock Me Amadeus の頃からのファンでして、日本では、この曲が入ったアルバム「3」と、その次のアルバム「Emotional」とその次「Wiener Blut」までがリアルタイムに国内盤が出たのですが、その頃には全然盛り上がらなかったことからその後の発売がなくなったので、ちょうど大学のインターネット、と言ってもその頃はweb なんてほぼ使えずにネットニュースという名の世界規模の掲示板を通じてドイツ語圏の人たちからその後の活動やアルバムの発表を聞いたり、web が徐々に商業ベースになった頃にAmazon.deなどでその後に発売されたアルバムを買いあさったのでした。彼はその間、気づけば「クレジットカードのトラブル」と当時の現地のファンが説明してくれたのですが、などからドミニカ共和国に移り住み、さて新しいアルバムが出ようか、という 1998年2月6日に現地で自動車事故にあって死去したのでした。その後、彼の誕生日である2月19日にウィーンで毎年ファンが集っている、という話を聞いていて、いつかは、と思っていたところ、ちょっとした縁と言い訳とで 2008年2月17日の土曜にウィーンにある彼のお墓参りをする機会を得ました。
残念ながら彼の生誕祭に参加することは叶いませんでしたが、青春時代にある意味どっぷり浸かったアイドルを見届けることが出来たのは一つの節目になったな、と思っていました。しかもちょうど死去10年というタイミングだったので彼の生涯を描いた映画も作られウィーンでは封切られるというタイミングでした。
さて、気づけばそこから9年。もし彼がまだ生きていたら60歳になっていたそうです。そこでそれを祝おう、ということで今回アルバムが制作されたというのです。その名もファルコ60〜ベスト・オブ・ファルコ。まんまですね。思わずクリックして買ってしまいましたが、よくよく考えてみればほぼ一通りの音源は持ってますので、今更何か新しいものを期待するのもどうよ、と思いつつも、印税収入は彼の遺族である Maria-Theresia ちゃんに行くはずだったのでまぁいいか、ということで。。。
で、どうしてもファンだから言いたい。いつも思うけどベスト盤なんだから選曲なんとかしろよー
選曲は。。。うーん。悪くはないと思うのですが、個人的にはどうせ「Jeanny Trilogy」(Jeanny三部作。3枚目のアルバム「3」に収録されている名曲「Jeanny」の内容が女の子が誘拐されたというニュースが流れているが実は。。。という曲に対して、その次のアルバム「Emortional」に収録された「Coming Home (Jeanny Part 2, Ein Jahr Danach)」がその一年後の話になっていることから、その続きがいつか作られるだろう、とファンは期待しますよね。)を意識するなら 「Bar Minor 7/11 (Jeanny Dry)」(Dryはドイツ語の Drei = 3 に掛けた、と言われています)と、ネット上で流れた 「Where are you now? (Jeanny 3)」(って soundcloud に載せてみました。ダメだったら外しますので。。。)とか、あと2009年に(って死後10年以上経ってもまだ出すんかい!と思いましたが。。。)出てきたこれが Jeanny Trilogy の決定版!と言われた「The Spilit never dies (Jeanny Final)」
まで揃えるべきだし、そもそもすでに死んでる人の話なのだから、本人の未発表曲をまとめて公開した時のアルバムVerdammt Wir Leben Nochのタイトルトラックである「Verdammt, wir leben noch」(ざっくり訳すると「やべぇ、まだ生きてるぜ」)とか、人にカバーされることが多かったのだからあえてカバーしている「It's all over, baby blue」(Bob Dylan の名曲ですね)とか「Do It Again」(この数年でよく聞くようになったSteely Danの曲)とか、「Vienna Calling」を収録するなら、そのリミックスでウィーンの観光をして行く、という構成になっているトラックがあるのでそれを入れろ、とか、パーティラップの走りってことを強調するなら、「Emotional」の最後のトラックである「Kiss of Kathleen Turner」の完成度は高いぞ、とか、「Helden von Huete」を入れるなら、この曲に対する本人の思い入れが強いのだから、2008年に発売した「Donauinsel Live」の最後を飾ったライブパフォーマンスを敢えて入れるとか、他にも入れるべき曲はいろいろあるじゃないか!それに解説だって書かせてもらえるならば書いた人には悪いけどもっと濃い内容で書けるしすでにこの時点で既に十分濃いだろ、これがハードコアのファンの力だぞ!と、思うのですが、まぁ、そもそも死去20年近いのに忘れられることなく愛され、こんな風に生誕60周年記念アルバムが作られ、しかも日本ですら売られた、というのは怒るよりも感謝しないといけませんね。
ということで、いい加減寝ないといけないな、と思いつつも、とりあえず1枚目の CDを聴きながらこんな私的なライナーノーツを自分ならこう書くぞ、と思いながら、高校から大学、そして社会人になって御墓参りするまで冷めなかった夢を思い出してしまいました。
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