Jersey と仕事をする、 Jersey で仕事をする
(注) この記事は 2008年2月14日の記事の再録です。
ちょっと普段のような堅苦しい経済話とかから離れますね。
今、英領チャネル諸島のジャージー島に来ています。
今やっている会社の親会社の本拠地がここなのですが、
イギリスとフランスの間、でも、フランスが島から見えるここは、
いわゆるオフショアと呼ばれる、いってしまえば租税回避地というほうが
よく知られた場所ではあるのですが、この名前をみて思い出すものが
ありませんか?
ジャージー牛乳って飲みませんか?
その牛乳を出すのがジャージー牛で、その発祥の地がここジャージー島です。
あと、洋服で「ジャージ」ってあるじゃないですか?
あれも、ここが発祥地。
元々農業と自然をベースにした観光地として栄えた島なのですが
金融センターに転換したことから、飛行機でロンドンから1時間足らずで
来れるこの島には名だたる欧米の金融機関の出先機関から
法務財務税務関係の事務所などなどがひしめく町が出来上がったのです。
とはいうものの、一度町から離れると、未だに自然に囲まれた
島ではあるのです。
自然を象徴する写真は、
で、見ていただくとして
# せっかくcoppermine を使っているのに使えない。。。orz
仕事の仕方とかペースのことをちょっと考え直すいい機会になったので
少し書き残してみようかと思います。
日本人で、日本に拠点を構えて仕事をする以上、どうしたって
日本のビジネスアワーに、日本のお客さんと話をして、日本のビジネスパートナーたちと
仕事をこなしていく、これは当然のことですよね。
でも、海外にファンドを作り、管理し、運営していく、時にはトラブル・シューティングを
する、となると、海外とのやり取りは必須になっていきます。
そうなると、その相手のビジネスアワーに電話で話をする、メールのやり取りがなされる、
というのが普通になり、これが香港辺りであればほぼ同じような時間帯で出来るものの
これがヨーロッパとなったら、当然東京時間が終わってからヨーロッパ時間で仕事をする
ことになるので、自然と、労働時間が長くなってしまいます。
ヨーロッパ時間が終わるのは、日本時間で午前2時。
結果として、夜型の生活になるのは当然、という結論になってしまいます。
例えば「セトロニン欠乏脳」
という本に頼るまでもなく、夜型の生活は健康によろしくないし、
長時間労働もこれまた健康によろしくない上に、実は友達がなくなるんです。
飲み会に限らず夜の食事の機会をことごとく逸することになるから。。。
その上、何か新しいことをしようにもその時間が仕事に奪われている訳ですので
QoL という意味でもヤバかろう、ということになる訳です。
さて、日本を一度離れると(いや、離れなくとも、なのですが、特に)、私は自分の会社が
とっても気になるので日本の営業時間をなるべく起きるようにします。
今いるロンドン/ジャージー時間ですと9時間の時差があるので、といいつつも
ただでさえ大変な出張中なので、こちらの時間で朝の4時、日本時間の午後1時に
起きるようにしています。そうすると、午前中の緊急時はさておき、
たいていの場合は昼過ぎ位からお客さんからの問い合わせがあるので
それに対応しつつ、また、かりに午前中に何かあっても午後からでも
たいていのことには対応できてしまいますのでなんとかなるのです。
しかも、ホテル暮らしですので、普段は行けないジムに朝の5/6時くらいに
行ってさっぱりして、7時にホテルのビュッフェで朝食、もしくは
そのまま朝食会議にいって9時にはこちらでのビジネスが始められる
という寸法です。で、こちらでは5時すぎるとよほどのことがない限り
遅くまで働くことはないので、ディナーにも常識的な時間に行ける
# といっても、どうもこちらも香港でも8時くらいに食事が始まるのですが。。。
と、なんか
人間らしい生活してないか?
という気分になってくるのです。
遠い昔にレビューを書いた覚えのある、朝4時に起きて、という本が
ありましたが、ある意味それを地でやれる環境なのです。
しかも、ここなら個人の所得税も一律20%なので一生懸命働く
インセンティブもあるし(笑)、日本を離れたくなる要素がたくさんなのです。
といいつつも。。。これでは
日本人が日本のお客さんと仕事をするには日本にいるのが大事なんじゃないの?
という基本的な命題が解決できないですね、それでは。。。
あーあ(笑)
でも、クロスボーダーで仕事をするのはいろいろな要素が入る以上
そう簡単ではない、ということを再認識するのはいいことですね。
ちょっと普段のような堅苦しい経済話とかから離れますね。
今、英領チャネル諸島のジャージー島に来ています。
今やっている会社の親会社の本拠地がここなのですが、
イギリスとフランスの間、でも、フランスが島から見えるここは、
いわゆるオフショアと呼ばれる、いってしまえば租税回避地というほうが
よく知られた場所ではあるのですが、この名前をみて思い出すものが
ありませんか?
ジャージー牛乳って飲みませんか?
その牛乳を出すのがジャージー牛で、その発祥の地がここジャージー島です。
あと、洋服で「ジャージ」ってあるじゃないですか?
あれも、ここが発祥地。
元々農業と自然をベースにした観光地として栄えた島なのですが
金融センターに転換したことから、飛行機でロンドンから1時間足らずで
来れるこの島には名だたる欧米の金融機関の出先機関から
法務財務税務関係の事務所などなどがひしめく町が出来上がったのです。
とはいうものの、一度町から離れると、未だに自然に囲まれた
島ではあるのです。
自然を象徴する写真は、
City of St. Helier, or a sunset view of St. Helier on a warm February day... |
で、見ていただくとして
# せっかくcoppermine を使っているのに使えない。。。orz
仕事の仕方とかペースのことをちょっと考え直すいい機会になったので
少し書き残してみようかと思います。
日本人で、日本に拠点を構えて仕事をする以上、どうしたって
日本のビジネスアワーに、日本のお客さんと話をして、日本のビジネスパートナーたちと
仕事をこなしていく、これは当然のことですよね。
でも、海外にファンドを作り、管理し、運営していく、時にはトラブル・シューティングを
する、となると、海外とのやり取りは必須になっていきます。
そうなると、その相手のビジネスアワーに電話で話をする、メールのやり取りがなされる、
というのが普通になり、これが香港辺りであればほぼ同じような時間帯で出来るものの
これがヨーロッパとなったら、当然東京時間が終わってからヨーロッパ時間で仕事をする
ことになるので、自然と、労働時間が長くなってしまいます。
ヨーロッパ時間が終わるのは、日本時間で午前2時。
結果として、夜型の生活になるのは当然、という結論になってしまいます。
例えば「セトロニン欠乏脳」
という本に頼るまでもなく、夜型の生活は健康によろしくないし、
長時間労働もこれまた健康によろしくない上に、実は友達がなくなるんです。
飲み会に限らず夜の食事の機会をことごとく逸することになるから。。。
その上、何か新しいことをしようにもその時間が仕事に奪われている訳ですので
QoL という意味でもヤバかろう、ということになる訳です。
さて、日本を一度離れると(いや、離れなくとも、なのですが、特に)、私は自分の会社が
とっても気になるので日本の営業時間をなるべく起きるようにします。
今いるロンドン/ジャージー時間ですと9時間の時差があるので、といいつつも
ただでさえ大変な出張中なので、こちらの時間で朝の4時、日本時間の午後1時に
起きるようにしています。そうすると、午前中の緊急時はさておき、
たいていの場合は昼過ぎ位からお客さんからの問い合わせがあるので
それに対応しつつ、また、かりに午前中に何かあっても午後からでも
たいていのことには対応できてしまいますのでなんとかなるのです。
しかも、ホテル暮らしですので、普段は行けないジムに朝の5/6時くらいに
行ってさっぱりして、7時にホテルのビュッフェで朝食、もしくは
そのまま朝食会議にいって9時にはこちらでのビジネスが始められる
という寸法です。で、こちらでは5時すぎるとよほどのことがない限り
遅くまで働くことはないので、ディナーにも常識的な時間に行ける
# といっても、どうもこちらも香港でも8時くらいに食事が始まるのですが。。。
と、なんか
人間らしい生活してないか?
という気分になってくるのです。
遠い昔にレビューを書いた覚えのある、朝4時に起きて、という本が
ありましたが、ある意味それを地でやれる環境なのです。
しかも、ここなら個人の所得税も一律20%なので一生懸命働く
インセンティブもあるし(笑)、日本を離れたくなる要素がたくさんなのです。
といいつつも。。。これでは
日本人が日本のお客さんと仕事をするには日本にいるのが大事なんじゃないの?
という基本的な命題が解決できないですね、それでは。。。
あーあ(笑)
でも、クロスボーダーで仕事をするのはいろいろな要素が入る以上
そう簡単ではない、ということを再認識するのはいいことですね。
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