BRICs Watch -February 2007
(注) この記事は 2007年 3月26日の記事の再録です。
このところの多忙にかまけて、本ブログを留守にしがちで申し訳ありません。
副業のほうで上席が倒れてしまい、結構どたばたがシャレにならないレベルにまで
来てしまっているもので、どうも息抜きの文章を書く,ということすらままなっておりません。
出来ることは。。。。スパムトラックバックやスパムコメントがあまりにも多いので
コメントできないようにしてしまった、ことでしょうか。普通に書き込みをしてくれる
皆さん、すみません。出来ればメールをくださるとうれしいです。
しかし、このネタだけは締め切りがあるのでなんとしても、ということで書いております。
先月末は株が世界中で全面安という展開になりましたが。。。
2月の BRICs 各国の動向は、月末の上海株式市場の下落を端に発した世界株式全面安の展開の影響を多少なり影響を受けたましたが、引き続き好調なファンダメンタルや実需、投資資金の流入といった要素を背景として対ドル高のトレンドを引き継ぐ展開を見せました。
ブラジルレアルは、27日の中国株の下落を端に発するエマージング市場に対する不安感から 1.8% 下落し、これにより前月からの対ドル高のトレンドを一日で前月末のレベルまで戻す結果となりました。しかしながら、このところの対ドル高により輸入製品のコストが押し下げられていることから国内のインフレも 1999年以来の低い水準にまで低下したことや中国のインフレ鈍化を受けて世界の資源需要への信頼感が回復したことから国内株式市場も最高値を更新するなど、ファンダメンタルズの観点からみると未だ対ドル高の要因は安定していると見ることが出来ます。
ロシアルーブルは月末の世界株式全面安の影響をあまり受けることなく、引き続き対ドルで堅調な強さを見せる展開となりました。2006年の貿易黒字が天然ガスや原油の輸出により前年度比で15% 上昇しましたが、その一方で可処分収入の成長の鈍化が見られ始め、消費物価指数もソビエト連邦時代の1991年のレベルにまで低下していること煮付けくわえて、このところの原油価格の低下も受けてインフレ率も今年一月で年率 8.2% と 1998年以来の低水準にまで低下し、さらに今年の終わりまでには 7.5% のレベルにまで低下するものと見られております。
インドルピーは世界株式全面安の影響をあまり受けず、需給のバランスから月の中頃から対ドルで若干ルピー安となる展開を見せていました。月の前半までは指標となる株式指数である Sensex 指数が過去最高値を更新し続ける展開から海外の投資家の資金が流入することで16ヶ月来のルピー高となりましたが、昨年12月の鉱工業生産指数が前年同月比11.1%増と、インフレの加速懸念が広がったことで中銀による預金準備率の引き上げが予定されたことや、石油精製業者による原油輸入代金支払いのための実需から月の後半にドル高傾向に転じました。
中国元は10年ぶりの株式市場の暴落があったにも関わらず、過去最大に拡大している貿易黒字を抑制するため更なる人民元への上昇を容認し輸出価格の上昇と輸入コスト引き下げを目指すとの観測が広がっていることを受けて、対ドルで、中旬に一度は6ヶ月ぶりの大幅下落を見せたものの、株式市場での大幅下落の起きた27日に2005年にペッグ制を廃止して以降の最高値をマークし、月間ベースでも9ヶ月間連続して上昇し続けております。株式市場の過熱感とは別に、1月の消費者物価指数の上昇の鈍化や資金流動性の安定など、過去2年続いたインフレの上昇ペースにも休息の兆しが見え始めております。
このところの多忙にかまけて、本ブログを留守にしがちで申し訳ありません。
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先月末は株が世界中で全面安という展開になりましたが。。。
2月の BRICs 各国の動向は、月末の上海株式市場の下落を端に発した世界株式全面安の展開の影響を多少なり影響を受けたましたが、引き続き好調なファンダメンタルや実需、投資資金の流入といった要素を背景として対ドル高のトレンドを引き継ぐ展開を見せました。
ブラジルレアルは、27日の中国株の下落を端に発するエマージング市場に対する不安感から 1.8% 下落し、これにより前月からの対ドル高のトレンドを一日で前月末のレベルまで戻す結果となりました。しかしながら、このところの対ドル高により輸入製品のコストが押し下げられていることから国内のインフレも 1999年以来の低い水準にまで低下したことや中国のインフレ鈍化を受けて世界の資源需要への信頼感が回復したことから国内株式市場も最高値を更新するなど、ファンダメンタルズの観点からみると未だ対ドル高の要因は安定していると見ることが出来ます。
ロシアルーブルは月末の世界株式全面安の影響をあまり受けることなく、引き続き対ドルで堅調な強さを見せる展開となりました。2006年の貿易黒字が天然ガスや原油の輸出により前年度比で15% 上昇しましたが、その一方で可処分収入の成長の鈍化が見られ始め、消費物価指数もソビエト連邦時代の1991年のレベルにまで低下していること煮付けくわえて、このところの原油価格の低下も受けてインフレ率も今年一月で年率 8.2% と 1998年以来の低水準にまで低下し、さらに今年の終わりまでには 7.5% のレベルにまで低下するものと見られております。
インドルピーは世界株式全面安の影響をあまり受けず、需給のバランスから月の中頃から対ドルで若干ルピー安となる展開を見せていました。月の前半までは指標となる株式指数である Sensex 指数が過去最高値を更新し続ける展開から海外の投資家の資金が流入することで16ヶ月来のルピー高となりましたが、昨年12月の鉱工業生産指数が前年同月比11.1%増と、インフレの加速懸念が広がったことで中銀による預金準備率の引き上げが予定されたことや、石油精製業者による原油輸入代金支払いのための実需から月の後半にドル高傾向に転じました。
中国元は10年ぶりの株式市場の暴落があったにも関わらず、過去最大に拡大している貿易黒字を抑制するため更なる人民元への上昇を容認し輸出価格の上昇と輸入コスト引き下げを目指すとの観測が広がっていることを受けて、対ドルで、中旬に一度は6ヶ月ぶりの大幅下落を見せたものの、株式市場での大幅下落の起きた27日に2005年にペッグ制を廃止して以降の最高値をマークし、月間ベースでも9ヶ月間連続して上昇し続けております。株式市場の過熱感とは別に、1月の消費者物価指数の上昇の鈍化や資金流動性の安定など、過去2年続いたインフレの上昇ペースにも休息の兆しが見え始めております。
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