BRICs Watch -March 2007
(注) この記事は 2007年 4月28日の記事の再録です。
いやぁ、毎月これだけは、と思っているこのネタ。
今月は最終営業日に間に合いませんでした。。。
今月一つ単戦略ヘッジファンドを立ち上げ、そのあと
もう一つファンド・オブ・ヘッジファンドを来月くらいまでに
立ち上げる、ということなのでその打ち合わせに香港に
先週いたものですから、全然時間が足りない。。。
困りました(苦笑)
ということで、誰か私と一緒にこれ書きませんか?(笑)
それはさておき、前月は驚くくらいの急進を各通貨見せましたが
その背景とは。。。
3月の BRICs 各国の動向は、前月末の世界株式全面安の展開をきっかけに一旦は新興市場全体からおよそ 89億ドルが引き上げられたと見られましたが、株式市場の大幅回復などから更に大きな資金流入に反転し、結果として対ドル高のトレンドを加速させる展開になりました。
ブラジルレアルは、月末近くには6年振りとなる対ドル高水準に到達しました。貿易収支の更なる改善や米国金利との金利差、前月より引き続いての株式市場の好調など、実需や投資環境といった両面で引き続きブラジルへの資金流入を支える要素が安定している一方で、ブラジルの統計局による経済成長率の算出方法の改良に基づいた過去7年の経済成長率の上方修正、特に昨年の成長率が2.9% から3.7% に改善され、さらに今年の予想が 4.5%となったことで、更なる良好な投資環境に変貌しつつあります。
ロシアルーブルは、引き続き世界最大のエネルギー輸出国としての実需の面からの資金流入が続くことから、対ドルで堅調な強さを見せる展開となりました。外貨・金準備残高も1998年6月から中央銀行が週次の統計を取り始めて以来最大の 109億ドルを1週間で積み上げることもあり、3月23日時点でも 残高が3,326億ドルと世界第三位のレベルにあります。国内では消費者物価指数が微増ではあるものの、ガソリン価格などの上昇の収まりから、インフレ率も2月の統計では年率7.6%と8年半ぶりの低水準にまで鈍化しております。
インドルピーは、月末近くに11年振りとなる大幅下落を見せたものの、年度末を迎えるにあたって好調な株式市場への資金の流入が対ドル高の大きな要因となっております。セメントや果物などの物価の上昇に伴ってインフレが年率で 6.1% 台と予想以上に加速していることを受けて、月末にはインフレ抑制と融資引き締めを意図した、昨年12月以来3度目となる中央銀行による預金準備率の引き上げと翌日物レポ金利の引き上げを市場の予想外に行いましたが、既に市場から資金が十分に引き上げられていることもあり行き過ぎとの見方も出ています。
中国元は、引き続きペッグ制を廃止して以降の最高値をマークし続け、月間ベースでも10ヶ月間連続して上昇し続けております。2月単月での貿易黒字は73億ドルと前年の同月比で3倍にまで到達し、また外貨準備高も1兆700億ドルを越え、引き続き国内への資金流入が続く中で、国内の消費者物価指数も2.7% と前月の 2.2% から再び上昇していること、1-2月の都市部固定資産投資が前年同期比で 23.4% に増加するなど国内景気や投資を抑制するために、基準貸出金利や預金金利の引き上げとともに一段の元上昇を求めるものと見られております。
いやぁ、毎月これだけは、と思っているこのネタ。
今月は最終営業日に間に合いませんでした。。。
今月一つ単戦略ヘッジファンドを立ち上げ、そのあと
もう一つファンド・オブ・ヘッジファンドを来月くらいまでに
立ち上げる、ということなのでその打ち合わせに香港に
先週いたものですから、全然時間が足りない。。。
困りました(苦笑)
ということで、誰か私と一緒にこれ書きませんか?(笑)
それはさておき、前月は驚くくらいの急進を各通貨見せましたが
その背景とは。。。
3月の BRICs 各国の動向は、前月末の世界株式全面安の展開をきっかけに一旦は新興市場全体からおよそ 89億ドルが引き上げられたと見られましたが、株式市場の大幅回復などから更に大きな資金流入に反転し、結果として対ドル高のトレンドを加速させる展開になりました。
ブラジルレアルは、月末近くには6年振りとなる対ドル高水準に到達しました。貿易収支の更なる改善や米国金利との金利差、前月より引き続いての株式市場の好調など、実需や投資環境といった両面で引き続きブラジルへの資金流入を支える要素が安定している一方で、ブラジルの統計局による経済成長率の算出方法の改良に基づいた過去7年の経済成長率の上方修正、特に昨年の成長率が2.9% から3.7% に改善され、さらに今年の予想が 4.5%となったことで、更なる良好な投資環境に変貌しつつあります。
ロシアルーブルは、引き続き世界最大のエネルギー輸出国としての実需の面からの資金流入が続くことから、対ドルで堅調な強さを見せる展開となりました。外貨・金準備残高も1998年6月から中央銀行が週次の統計を取り始めて以来最大の 109億ドルを1週間で積み上げることもあり、3月23日時点でも 残高が3,326億ドルと世界第三位のレベルにあります。国内では消費者物価指数が微増ではあるものの、ガソリン価格などの上昇の収まりから、インフレ率も2月の統計では年率7.6%と8年半ぶりの低水準にまで鈍化しております。
インドルピーは、月末近くに11年振りとなる大幅下落を見せたものの、年度末を迎えるにあたって好調な株式市場への資金の流入が対ドル高の大きな要因となっております。セメントや果物などの物価の上昇に伴ってインフレが年率で 6.1% 台と予想以上に加速していることを受けて、月末にはインフレ抑制と融資引き締めを意図した、昨年12月以来3度目となる中央銀行による預金準備率の引き上げと翌日物レポ金利の引き上げを市場の予想外に行いましたが、既に市場から資金が十分に引き上げられていることもあり行き過ぎとの見方も出ています。
中国元は、引き続きペッグ制を廃止して以降の最高値をマークし続け、月間ベースでも10ヶ月間連続して上昇し続けております。2月単月での貿易黒字は73億ドルと前年の同月比で3倍にまで到達し、また外貨準備高も1兆700億ドルを越え、引き続き国内への資金流入が続く中で、国内の消費者物価指数も2.7% と前月の 2.2% から再び上昇していること、1-2月の都市部固定資産投資が前年同期比で 23.4% に増加するなど国内景気や投資を抑制するために、基準貸出金利や預金金利の引き上げとともに一段の元上昇を求めるものと見られております。
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