ロンドン最初の 22時間

(注) この記事は 2008年7月23日の記事の再録です。

ダブリンのフライトはロンドンシティに着陸しました。
ロンドンには日本からのフライトの到着するヒースローだけでなく、ヒースローと同じくらいの大きさを誇る
ガトウィック、ルートンなどもあるのですが、都心に一番近いということでビジネスマンに好評なのがロンドンシティ空港だそうです。
たまたまラウンジで拾ったビジネストリップの特集をくんだ雑誌でも世界の空港の中で1番都心との乗り入れがいい空港と
取り上げられてました。

とはいえ、ヒースローのような大きなボーディングブリッジはあまり見られず、手動のボーディング・タラップが出迎えてくれて
地面を歩いて空港ビルに移動する、という、いいように考えるとプライベートジェットの気分です。
実際、ロンドンシティからニューヨークまでプライベートジェットを利用した定期便があるとかないとか。

で、荷物をピックアップして、ATMで新生銀行の口座からお金を下ろそうとしたら。。。あれ?reject された。なんで?
やっぱり、GBP 100 単位だから?(苦笑)
とりあえず手持ちの2万円を両替。で、手持ちの Oyster card を手にDLT (Dockland Light Train) に乗って
都心に向かうのですが。。。あれ?駅にゲートがなくそのままホームにあがれちゃった。
でも、電車がすぐに来たので乗り込み 20分弱で終着駅の Bank 駅に。
なかなかいやーな雰囲気。なぜかって?次に Oyster Card をタッチするときにはどこから乗ったのかの情報が
ない訳だから、Penalty の20ポンドと旅程の運賃を払う事になるのだから。。。
以前も、Wimbledon からホームを乗り間違えて Waterloo にたどり着いたときに駅員さんと交渉したなぁ。

ということで、Bank 駅の DLT から Underground に乗り換える途中で出会った駅員さんに相談。

すんません、London City でどこにOyster Card をタッチすればいいか見つけられなかったのですが。。。
「そこはタッチした?」
と指先には DLT Bank 駅のものとおぼしきタッチするパッドが。。。。
いえ。どうしたらいいですか?
「どこまでいくの?ああ、じゃあその駅でタッチする前に相談しなさいな。」
は、はい。。。

ということで、ホテルのそばにある Warren Street 駅まで。
しかし、underground は荷物を持っての移動が泣きたくなるほどつらいのは使った事のある人なら
同じ意見じゃないかと思うのですが。。。なぜって?エスカレーターは所々止まっているし、
階段しかないところもあるし。。。微妙に一段二段だけあがって降りるところすらあるし。。。
といいつつ、Warren Street の改札ロビーに到着。駅員さんは。。。あ、いた。
と思ったら、重い荷物を持っている私を手招き。大きなゲートを開けてくれた。
と、その横にタッチパッドが。。。

あのぉ、実は。。。
「ああ、いいから。」
ほんと?いいの?

ということで、後ろから追っかけてこられる事を心配しつつも、空港からホテルまでの交通費が
浮いてしまいましたとさ(笑)
今夜のお泊まりは Radisson Edwardin Grafton Hotel という、Warren Street 駅から一ブロック隣にあるホテル。
でも、一歩中に入ると、かなり年季の入った感じの、いい意味で歴史を感じるホテルですが、
北欧の Radisson の血が入った事で、使い勝手はかなり良い感じに仕上がってました。
しかも、夜中の10時を回ってのチェックインで先に安い部屋が埋まったから、それとも今回
至る所でRadisson Group のホテルを使っているからか、ラッキーにも部屋はアップグレードされて広めの部屋に。
WiFi は無料で使える(どの部屋もそうらしいのですが)。バスタブ!!!
いい感じです。翌朝、8時に Canary Wharf で朝食をかねたミーティングさえなければ
ここのホテルの朝食も試したのに、B&Bで予約した意味なし。。。

で、11時も回った事だし、ネットもつながるから、とメールで東京のスタッフに
こちらの4時半、東京の12時半に起こしてね、と連絡して寝入るのでした。。。。が。



ちょっと熟睡感を感じているところでブザーが。これは。。。携帯の目覚ましじゃない。
うーん。。。あ。Skype。なんだ????と寝ぼけながらベッドからデスクに移動。。。Skype の鳴動が消え
今度は携帯がなる。。。なんだなんだ????

「あ、すみません、shiさん、間違えてSkype クリックしたんです。。。(がちゃ)」

。。。まじ?勘弁してよ。。
で、見ると1時半。ってことは9時半か。東京は。
ついでにメールに目をやるといくつかメールが来てるので転送とか骨髄反応でしてしまう。
で、ふらふらになりながらベッドに戻ると。。。あ。脳みそが覚醒した orz
やばい、これ寝られない。。。アイマスクアイマスク。。。と行きのビジネスクラスでもらった
ポーチの中にあったアイマスクを引っ張りだして目の廻りに装着。ベッドに入る。。。やっぱり駄目。
ベッドの中でぐずぐずぐず。。。駄目。
うつぶせになっても、横向きになっても。。。駄目。
じたばたしながら過ごして気づくと。。。2時半?!全然だめだ。
変に脳みそががんばりだしてる。でも、目の廻りは寝たいって言ってる。
脳みそも片側で眠りそうなのに、もう片側でがりがりと元気に活動してる。
どうすりゃいいんだぁーーーーー!

と、苦悩していると、記憶にないものの夢に落ちている自分に気づく。
あ、寝てる。。。

と、自分が寝た事に安心した瞬間に目が覚める orz
でも、気づくと4時になっている。約束の時間だ。。。起きなきゃ。。。でも、脳みそが寝てる(苦笑)
参った。。。と思いつつも、メールにざっと目をやる。自分がどれだけ読めているかわからないけど
転送したり返事を書きつつ、東京のスタッフに Skype Chat で元気よくご挨拶!(号泣)
特に叩き起こしてくれたスタッフに軽いジャブ。でも、全く異に介されず(苦笑)
柔らかい文体をつい書いてしまう自分に嫌悪感を感じつつ仕事を片付ける。

しかし、普段ほぼ一日メールを読んで、返事書いて、考えて、大きな独り言を叫んで、
で、それだけで一日が終わるのに、いざ日本から離れると、メールの処理速度は異様に早くなる。
だいたい朝の1時間ちょっとで前の晩から昼過ぎまでに届いたメールのほとんどを片付けてしまる。
普段からこれくらいの勢いで仕事をしていれば、もっと効率よく仕事ができるのに。。。。
と自分に突っ込みを入れてしまう(苦笑)


で、メールもチャットも一通り片付けたあと、落ち着いたのでジムに行こうとする。
確か地下にあるって言ってたなぁ。。
といって地下に降りると。。。昔懐かしの Wizardry のような無機質な廊下と部屋がそこかしこにある。
たいていの部屋はカードキーを入れる事で入れそう。でも、聞いているのはジムの部屋にはアクセスボタンを
押して解錠するタイプ。。。そんな部屋が二つもある。しかも、部屋の向こうはくらい、ようだ。
でも、確かジムは24時間いつでも使えるって言ってたよなぁ。。。

心配になって1階、いや、イギリスなのでグラウンド・フロアーに戻ってフロントに聞くと。。。
「エレベーター降りてぇ、扉を抜けて左、で、その次も左に行ってちょっと行くとあるから」
ん?それってあの二つの鍵のところじゃん。>なぜ脳内マッピングしている>自分

ということで、またダンジョンに戻り、見えない静かなるモンスターと戦いつつ(?)
部屋の前に到着し、教わったパスフレーズで部屋をあけると。。。
部屋開くじゃん!
でも、案の定真っ暗じゃん(苦笑)
で、扉のそばに電気のスイッチは付き物と踏んで探してスイッチを入れると。。。
ありました。処狭しとジムのマシンの数々が(笑)
しかも、部屋は隣にもつながっている。。。あ。こっちも同じなんだ。。。なーんだ。
素直に鍵を見たら開ければ良かったのか。。。
フロントのおじさんもあとから心配して追いかけて来て、ドアの向こうで見守ってくれた(笑)

で、なぜ真っ暗だったか。壁を見ると
「ジムの利用時間: 6時から22時まで」
えと。。。今は5時15分。ごめんなさいごめんなさい。


ジムで軽く汗を流して、シャワーを浴びて、としたらもう荷物をまとめてチェックアウトして出て行かなきゃいけない。
朝から 8時と10時と会議をやって、11時半から電話会議だから11時のチェックアウトに間に合わないから。
落ち着かないなぁ。。。と思いつつ、荷物を預けつつチェックアウト。そこから、ロンドンな私の一日が始まる(苦笑)



で、一通り仕事を終わらせて、ロンドンのオフィスで落ち着きつつもメールも片付けたのが3時。
ちょうどいい時間なので、ホテルに立ち寄って荷物を拾い、Victoria 駅に向かいGatwick Express に乗り込む。
Gatwick を使うのは今回が二回目。前回は確か地球一周したときに、Jersey に立ち寄ってGatwick に戻り
そのままBermuda に向かった、という感じで、しかもビジネス・パートナー氏が同伴してくれた。
今回は一人。まぁ、特に不安はない、と思いながら Gatwick Express を降りてすぐの South Terminal に入り、
British Airways が North Terminal だということを確認して確かこんな通路を抜けたはず、という動く歩道を歩くと。。。駐車場。間違えた(苦笑)

戻って隣の入り口を抜けると、予定通り(?)North Terminal への電車の乗り場に。
そこから電車に乗り込むと North Terminalに到着。エスカレーターで上のフロアーに移動して
BA のブースでセルフチェックインとBag Drop 。それからセキュリティでの記念撮影、いえ、チケットをもっているのが
その本人である事の確認とトラックをする為の顔写真の登録をして、ゲートがあくまで待つ訳です。
しかし、この顔写真、二人並んで撮っている人たちがいたのですが、日本だったらそんなの許さないようなぁ(笑)

で、Jersey の往復については、どうせ一時間しか掛からないからということで、エコノミークラスにしているので
いつものようにラウンジで飲んだくれて、という訳にいかず、でも、買い物で時間をつぶすほどの余裕のある財布ではないので
レストランのあるフロアーに移動して、ぱっと目についたのが Wine Bar。とりあえず、ということで
白ワイン 175ml 一杯とポテトチップスで締めて 6.25ポンド。スタバでコーヒーとスイーツを食べても
こんなもの、時間つぶしには仕方ありません(苦笑)

この間の Dublin もそうですが、結構ゲートが確定するまで出発の予定時刻の1時間前まで
確定しないことが多いのですが、今回もそうでした。
でも、前回を思い出すと、Jersey 行きのフライトはいつもここだよ、と言われたゲート 55 なので
それを思い出せば良かっただけかも。。。
と思いながら、飛行機に乗り込み、シートベルトを締めると。。。寝てました(笑)
で、目が覚めると通路にはワゴンを引いたフライトアテンダントが、飲み物のサービスを。
なんて、卑しいタイミングで目を覚ますのやら(笑)でも、すかさずワインを頼む自分に笑ってしまう。。。
で、飲み始めて10分で着陸態勢にはいるというのもすごいのですが、実際、18:40のフライトで、目が覚めたのが 19:00、
で19:30には到着するのだから、寝ていたのも、飲んでいたのもどたばたっとなるのは当然なのかもしれません。
しかし。。。すごい熟睡感だったなぁ。。。

Jersey に降り立って、荷物を拾い、タクシーに乗り込み、今回のホテル、Grand Jersey に到着。
その間、携帯はJersey Telecom の電波を拾えず(苦笑)実は寝て起きた今も拾えず(笑)
外は 20時だというのに空は晴れ上がり、ホテルの入り口の前のレストランで気持ち良さそうにワインなんて
飲んでいるのを横目でみつつチェックイン。荷物をほどいて一息。さて、どうしようか。
時間は 9時ちょっと前。工事の音も気になるものの、今からバスタブに浸かりつつ洗濯し、
寝てしまえば 6時間は睡眠時間を確保できる、ということで、ラグジュアリーな夕食を蹴っ飛ばして
3日分の洗濯をし、寝てしまうのでした。

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