Into Vision

4/25/2009
(注) この記事は2006年1月21日の記事の再録です。

この Art of Noise のライブテイクは、90年初頭に 活動を停止した後、
コアメンバーの Anne Duddley が ZTT 時代に「名前を貸した」 Paul Morleyや、Trevor Hornなど
と再結成して 1999年にアルバム The Seduction of Claude Debbbussy を収録した際に、
参加したシカゴでのミュージック・フェスティバルの模様を軸に、過去のPVなどで
つなぎ、また、おまけにAnne Duddley のソロ、 収録風景、などなどを盛り込んだもの。





ライブテイクだけに、アドリブを含めた曲の味付けは 最高で、
Moments in love は20世紀の終わりを思わせるものに 仕上がっている。
それ以上に、新しいアルバムの プロモーションに終わりがちなところを、
ZTT/Chinaの 両レーベルでの曲を披露し、さらに、Prince の Kiss の
くだりまで組み込んでいるところには評価したい。

さらに云うならば、特に本来の意味でのオリジナルである、5人の頃の音というのは
本当に Noise を組み合わせて Sound にし、それが Art になった、というくらい
ある意味テクノテクノしているのだが、The Seduction of the Claude Debbussy でも
実際に感じた事ではあるのですが、普通のピアノや、ダブルベース、エレキギターと
いった、きわめて普通のバンドの構成でやっているのです。
AON のライブパフォーマンスを納めたものと云えば、あとは Re-works of the...
になるのですが、これによれば、数台のフェアライトを同時に操作する様を
客席に見えるようにして、

「たねもしかけもございません」

とやっていた、テクノ色を強くしていたのと正反対なのかもしれません。

さて、この DVD の練習風景を見て思ったこと。
新生 AON の中心はやはり Anne だということ。
彼女が曲を作って演奏して楽しむ、これが復活の理由だったのかもしれませんね。。。

この記事を評価する

0 件のコメント:

Copyrights Emichanproduction, 1996 - 2011. Powered by Blogger.