おいしいコーヒーの裏側に見える疑問

4/25/2009
(注) この記事は2006年2月22日の記事の再録です。
久しぶりにちょっとした頭の体操をしようかと思います。

大手町のワゴン村に、毎日朝9時から夕方5時くらいまで
お店を出してくれる屋台コーヒー屋さんがあります。
ここのホットコーヒーは、ワゴンの中で座っているマスターが
オーダーを受けてから豆を挽いて、フィルターに乗せ、カフェポットに入ったお湯で
じっくりとドリップする、という、なかなか味わいの深いコーヒーが、
しかもブレンドで 200円で頂けるとあって、
朝も昼も夕方も結構並ばないと買えないという代物です。

さて、オーダーを受けてから一杯のコーヒーを淹れてお金をもらうのにおよそ 2分くらい
という計算が成り立つらしいのですが、一杯の値段を考えて、ふとこれで生計が
成り立ってるのか心配になってしまったのです。


価格表を眺め、まぁ、1杯当たりの売上平均 250円という仮説を立てて、
ちょっとマスターの一日を考えてみました。

一杯売るのに2分かかるということは、一時間で 30杯。
彼の営業時間は 9時から5時までの 8時間ですが10 時半から11時20分まで
いないので、まぁ、7時間(実際は4時くらいには帰ってるようなのですが…)
とすると、一日最大で 210杯(!) で売上が 210 x 250 = 52,500 円。

一瞬ここで時給換算したくなるのですが、ぐっとこらえて今度はコストの計算。
必要なのは豆とコップとお湯、フィルターと。。。コーヒーミルク、リッド、
マドラー、アイス物のストローやガムシロ、ガス、車の維持費などなど。
細かくやるときりが無いのでざっくり、売上の3割としましょうか。
# これでも掛かってるほうになるかなぁ。。。
で、15,750円。

ということは、一日の利益は36,750円、ということですか。
それが月に 20 日として。。。 月に735,000円。
一年間で 8,820,000円ですか。。。
おっと。そのうち消費税が内税だったからその分差し引かなきゃ…
でも、840万円が税前の収益になるんですねぇ…

あ、ちなみに、このあたりはご本人から聞いたわけではないですし、
数値の検証していませんからわかりませんので正確性の保証はしませんが、
がんばればすごいことになる、ということなんですねぇ。。。

でも、一日 210杯のコーヒーを売るのって大変ですよぉ。
私もある意味喫茶店のオヤジみたいなものですが(笑)
今までそんなに売ったことないですよ…
そうなると、やっぱり普通の喫茶店はサンドイッチとかもっと
割のいいものを置いて平均単価を上げて売りたくなるのですね(笑)

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