クロスボーダー取引に気をつけて

といっても、よくここで扱う、怪しい金融取引のそれ、ではないですよ(笑)

といって、むしろもっと身近なことかもしれません。



この間までボスたちが来ていたのはこのブログで書いた通りですが、その滞在中にラップトップインストールしていた Skype で電話をかけたい、というので、オフィスにあったUSB のハンドセットを貸してあげたのです。

# 私は出張の際にはBluetooth の会議電話用の小型のスピーカーフォンを持っているのですが

# きっとそこまでの準備はしないのでしょうね。。。



で、帰国後、帰国したときに一緒に持ってきちゃったから郵送するね、とメールが。

そして、その後数日して、DHL (の同業他社)がちっちゃく包まれたハンドセットを持ってきてくれた、までは、よかったのです。





その数日後、オフィスに聞いた事もない会社から請求書が。

この間の荷物を通関で通すのに海外消費税を支払ったのでその立て替え分とそのハンドリングチャージ、ということなのですが、考えてみましょう。



確かに、海外でE71 とかワイシャツとか買って日本に持ち込む場合、CDとかだと税金がかからない一方でワイシャツや携帯電話の場合、海外消費税という名目で関税がかかることになっているので、後日ゆっくりとその請求書が回ってきます。



ただ、それは日本人が国内で使用する為に海外で買ったものの日本に持ち込むから、消費税の名目で関税をかける訳ですが、今回の場合は既に国内で買ったものを海外に持ち出して持って帰ってきただけなのだから、既に国内で消費税を払っているわけですし、そもそも日本で買ったものだから関税をかけられる理由もない。



で、その業者さんと話しました。

「税関を通すときに、包みに書いてあった value amount の100ポンドと、添付してあったレターを invoice として扱ったので通ったんです。」



。。。このレターって、これか?どこに invoice って書いてあるの?



「。。。そうですよね。。。」



あと、新品とか海外の製品とか、どれで判断できますか?value amount がちょっと大きいから、って、怪しいのだから問い合わせるべきだったんじゃないですか?



ということで、一旦問い合わせの電話が切れて上席と話したそうな。

で、戻ってきても、上記平行線をたどるかのような展開でしたが。。。



「確かに弊社にも問題がないわけではないですので、額も小額と言う事でもあり、上司から今回は弊社で負担してもよいと言ってもらっておりますので。。。」





。。。それ、先にいいなよ。。。こっちが払うと言ったら払わせるつもりだったな?

まぁ、自分ならそうするけどさ(笑)



いずれにせよ、こちら(といっても、送付する側)も、value amount で 1万円以上を書くなんてことをしたのでこんなけったいなことになった、と言う事でもあるので、本国には今後ものを送るときには書き方等を気をつけるように話をしつつ、何となく、並行輸入の裏技が思いついてしまったような、でも、何度も繰り返すとばれるので危ないな、この手口は(笑)



なんにせよ、国境を越える時には、ものも金も気をつけないと余計なコストが掛かってしまう、ということを再認識したのでした。

2 件のコメント:

ochiai さんのコメント...

Value Amount の件は保険意識の違いかと思ったよ。

日本じゃ荷物届いて当たり前だけど、アメリカじゃ、信用するほうが悪いって感じだからね。

違う記事だけど、うちもCEOがデザイン仕切って年賀状書いたよ。
Chotto Eroi Oyaji がね。

Shinobu さんのコメント...

さっすが、リアルにものを扱ってるだけあって、見方が違いますね。

そうなんですよ。とはいえ、言われてみれば課税基準を考えると参照するのが手っ取り早い、んでしょうねぇ。課税したい側にしてみれば。。。

Chotto Eroi Oyaji かぁ。。。Cho-Eroi じゃなくて? ;-)

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