Babolat play がファームのアップデート。って、ラケットがファームウェアのアップデート!?

11/23/2015

嵐は突然に。。。

Babolat Play のユーザーの方ならこの数週間でいきなり目にした風景だと思いますが。。。


「ラケットのファームウェアのアップデートを行っています。」

ん?一応、「ファームウェアのアップデート」って概念は知っているぞ。うん。スマホとか、PCとか、プリンターとか(あ、自宅のプリンターのファームもアップデートしなきゃ。。。)電子レンジとか、今時は家電ですらハードウェアの基本動作をコントロールするファームウェアをベースに細かい制御プログラムが書かれていて、いろいろな動作をボタンとかAPIと連動させるように作られているから、ファームウェアをアップデートすることで根本での誤作動を解消したり、新しいハードウェアの動作などの機能を追加したりする、うん、そういうものだ。

でもさ、でもさ。

ラケットだよね?いま目の前にあるものは。それがファームのアップデートって。。。

思わずtweet までしてしまいましたが、一応その後何が起きてどう変わったか、ちょっとまとめてみました。

まず、何が起きたの?

ファームのアップデートって、上の解説(笑)の通り、やるとしたら

  • 既存の動作に不具合があったからバグをとった、か
  • 新しい機能、この場合だとセンサーの使い方に新しいものを導入した

二つのどれかかどちらか、もしくは両方。決して、ファームウェアをアップデートしたことで、ショットが早くなるとか回転量が倍になるとか、という手塚くんお得意の倍返しができるようになるわけではない。で、実際の所、ファームウェアをアップデートした後でその日のセッションを改めて取り込んでみると、こんな感じ。



普通に見ている限り、変化がなかった。。。はずが、サービスの箇所に見慣れないデータが。

「ボールスピード」!?

え?
そうなのです。ファームウェアをアップデートしたらサービスの速度が測定できるようになった、というのです。

ですが。ご覧の通り、ファームウェアをアップデートする前のデータでしたから計測データがなかったようで 0km/h 扱い。。。まぁ、仕方ないです。次回使った時に否が応でもわかるわけですから。。。

で、その後、プレーした時に、そこそこいい数値が出たのでご披露させて頂くならこんな感じ。


180km/h は出ている、と言って頂くこともあるので、この数値、そのうちアップデート出来るかと思いますが、まぁ、play を使い始めた時同様、データを取っている、ということ自体で意識しちゃいますよねぇ(笑)

それだけ?

それだけかと思っていましたが、どうも他のデータを見ていると、データの解釈に手直しが入ったようです。個人的に一番痛かったのはストロークの「パワー」の評価が厳しくなったことです。普通に打っていて 50% 以上出ていたのが今では 25%程度。前の時点でゲージを振り切るくらいにハードヒットする人が海外で多いのでしょうか。。。
他方で、どこに当たったか?という評価について、真ん中が広くなったかもしれません。おかげで(?)ついおととい、フォアハンドストロークで真ん中へのヒット率が 80%を超えました。いや、これは自分の技術がplayを使っていることで意識した結果上がった、とも信じてはいますが。。。

結果的に。。。

ソニーのセンサー と常に比較される play ですが、使っていてもよく聞かれたのが
「ショットのスピードとか出るの?」
という質問で、それに対して
「ざっくりと」
としか言えなかったのが
「最高速度はわかる」
とは言えるようになっただけ進歩。まぁ、それまでの全体に対する統計的な評価手法に慣れていたので、今更スピード競争してもなぁ、という気もしなくはないですが、サービスの速度に対する意識もまた変わっていくんでしょうねぇ。本当は確率を上げることの方が大事なのですが。。。

ということで、そろそろ使い始めて一年が経とうとしています。娘に持たせた play は、さすがに週5日ひっぱたいている結果、グリップで異音が出始めているそうなので、それくらいのパワーユーザーには限界のようですが、私のような週に1.5日程度のプレイヤーですと、後どれくらいもつんでしょうねぇ。まぁ、その時にはセンサーの入ったラケットごと買い替え、が待っていますから、ソニーのセンサーと比べてどうしてもこの点は経済性でみると。。。買う前から分かっていたことではありますが。。。

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