今更ながら SIP を考えてみる

iPhone を持った時からの一つの理想は、Skype経由の通話を iPhone でいつでも受けられること、にありました。そうすれば、海外にいても Skype in 番号の通話がリーゾナブルなお値段で(というか、携帯電話会社の法外なちょっと高めのローミングチャージを回避して)受けられるので、東京での飲み会の誘いをシンガポールで間違えて受けて、ローミングチャージがちゃりちゃりと頭の中でつみあがるのを苛立ちながら話をすることがなくなるのではないか、と。

しかし、現実はいうほど甘くなく、Skype for iPhone (リンク先はiTunes)は技術的にはiOS4 上期待通りの機能を持ってくれましたが、実際には常駐させるには重く、バッテリーをひどく食い、しかも着信の安定性に欠ける、というものでした。あえてそうしているのではないか、と思うくらいに。

そう思うと、他に何か方法はないのか、と考え始めるのが常でして、その検討の履歴をちょっと書き記すことにしました。





まず、Skype で push してくれれば、と思うものの、iPhone の設定画面の push の項目に Skype のアイコンはなく、バックグラウンドでの起動が前提で作られているので、そういう解決方法がないということになります。ちなみに、Skype chat を push してくれるアプリは imo instant messenger - imo.im とか IM+とかあるのですが、iPad ならまだしも、iPhone でチャットは。。。私は指がつるので避けたいです(^^;;;;;


となると、Skype をあきらめて、他のSIP サービスなどに走る、ということになるのですが、

一番よさそうに見えた Truphone は日本居住者には電話番号をくれませんので発信のみ。
Skype の代わり、と評判の Viber は実はVibber users の間だけの無料電話なので、いわゆる Viber out が存在しないから使い勝手が微妙。
クラウドPBX のようなサービスは今の会社のような少人数でノマドのような働き方をしようというときにはちょうどいいように見えるけど、既に会社にPBX を入れてしまっているので大がかりになるからパス。
Nimbuzz はアプリが既に入っているし、push 対応しているから期待できるけど、これもNimbuzz in 番号のようなものを発行してくれないので完全な解にならず

ということで、なかなか難しい。というものの。。。Nimbuzz の強みは、実はNimbuzz のサービス以外にも、他のSIP サーバーにつなげることが可能、ということなので、メジャーなSIPサービスプロバイダーがプリセットされていてそこからよさげなところを選んでみるのも一案、ということで選んだのが、nymgo。とはいえ、これも outbound しかできないものの、IPフォンらしく通話料金が極めて安かったり、caller ID として自分の日本の携帯を示すことが出来たりするので、国内や海外で日本の携帯に電話するのに使うのにちょうどいいかもしれないと思ったり。

ということで、実は iPhone のアプリの問題より、SIP プロバイダーの選択との両輪という話に広がってしまいました。野望にはまだまだ遠いようで。。。

0 件のコメント:

Copyrights Emichanproduction, 1996 - 2011. Powered by Blogger.