BRICs の次は?

7/07/2009
いつもいつも、先進国の次にくる国は、といって新興国の中の成長株を
みんなが注目しては名前を付けています。

古くは、Four Little Dragons (韓国、台湾、香港、シンガポール)から始まりましたが
これはアジア通貨危機あたりで失速、
21世紀に入ってGSのアナリストが名前を付けた BRICs (このブログを読み続けて
くださっている方にはもう当たり前ですね、ブラジル、ロシア、インド、中国)が
来てこれは大当たり。で、この後といって、VISTA (ベトナム、インドネシア、
南アフリカ、トルコ、アルゼンチン)と、M$ Windows をもじった名前や
Next 11 (えっと。。。イラン、インドネシア、エジプト、韓国、トルコ、ナイジェリア、パキスタン、バングラデシュ、フィリピン、ベトナム、メキシコ)と、取りざたされたものの
このところの100年に一度の金融危機で、新興国市場は高リスクということで
一旦干上がったとすら言われました。

が、まぁ、そんなのはパニックですので、ちょっと落ち着くと資金の流れは元に戻るべく
この半年でほとんど持ち直した国もあれば、さらに悪くなったところ、と
いろいろなようですが、基本的には高成長を見込んでの新興国投資というのは
常に注目されるところのようです。

で、最近の注目は、どうも、BRIICs とか BRIICS らしいのです。

ん?どこが違うのかって?
ちゃんと見てくださいよ。 I が二つあったりとか、最後の s が大文字なんです。
この二つ目の I は Indonesia だそうです。政情不安でバリ以外は安心していけない
ってイメージですが、確かに最近インドネシアの工場から送られてきた商品、増えて
ますよね。
で、最後の大文字に格上げされた S は South Africa。殺人やレイプなどに関しては
世界一の発生率とも言われるこの国も、来年の World Cup サッカー開催国ということや
アフリカの中にあって(事情はさておき)歴史的背景から西洋文化との親和性の高さなど
から投資しやすいというところから資金が流れ込みやすいのかもしれません。

なぜ、これらが入ってきたか。
ロシアの不振が大きいようです。今年は-6% から -8% の成長率とも言われていて
どうしても補欠を入れておきたい、のでしょうね。

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