BRICs Watch -November 2007

4/26/2009
(注) この記事は2007年12月25日の早朝(苦笑)の記事の再録です。

ということで、クリスマス・イブにも働いております(苦笑)
残念ながら社長って仕事は時間が足りませんねぇ。。。

と言いつつも、今夜は店で親戚を集めてのクリスマス会でした。
子供達にはたくさんのプレゼントが、
大人たちにはたくさんのお酒が(笑)
準備されて、なかなか幸せなのですが、昨日あたりお台場や
銀座を歩いて思うのは、こうサブプライム問題とか物価の高騰が
ささやかれているにもかかわらず、人がごった返し、私の好きな
高級宝石店 Chaumet ですらカップルでにぎわう、という

「みんなどこにそんなにお金があるの?」

という、数年前では想像のつかない状態に驚きました。

きっと、ムンバイや北京あたりではクリスマス商戦はもっと
すごかったのでしょう。。。


ちなみに、毎年恒例の NORAD によるサンタ追跡
今年も Google のバックアップで今派手に動いてますよ。

でも、午後9時くらいに日本は通過したようで見逃しました。。。

ということで、クリスマスプレゼントの代わりでごめんなさい!
今月の BRICs watch です!(苦笑)


11月の新興市場は、サブプライム問題の余波による新興市場からの資金引き上げというリスク資金の逃避のムードが漂う中、全般的に対ドル安基調の展開を見せました。また、各国のインフレをはじめとする金融政策にそれぞれの結果が出てきた中で、海外投資家の動向を左右する米国の金利政策をにらみながらのその次の一手に注目が集まりだしてきました。

ブラジルレアルは、引き続き投資家による国内株式投資資金の流入を背景とした前月の対ドル高のトレンドを受け、中旬には 2000年 3月以来の最高値を記録しました。しかし、サブプライム問題はの余波から世界経済や新興市場への先行き不安感が出たこと、貿易収支の黒字幅の減少、そして季節要因としての実需よるドル買いといった要因から2ヶ月前のレベルに大きく値を戻し、月次ベースで 2.1%の下落とになりました。国内の消費者物価指数は食品価格の下落が主導する形で上昇率が減速し始めており、インフレの減速感が観測されております。

ロシアルーブルは、引き続き対ドル高のトレンドを保ち続けております。このため世界最大の天然ガス輸出会社、ガスブロムはこの世界的なドル安に対応すべく従来のドル・ユーロ建て決済ではなくルーブル建て決済の検討を始めました。引き続き原油や天然ガスといったエネルギー資源の輸出とその価格高騰を背景に外貨準備額が 4,596億米ドルと過去最高を更新し続けております。10月の小売売り上げ成長率に減速感が見られるものの、石油と食品価格の上昇から10月のインフレ率は 10.8%と20ヶ月ぶりの高水準となり、また経済成長が内需拡大を促したことと対ドル高が輸入需要を増やし、貿易黒字の縮小をもたらしております。

インドルピーは、前月末に記録した 9年半ぶりの対ドル高水準から一転して、新興市場への不安から海外投資家が国内株式の保有高を減らしたことから月末に向けて長期にわたって対ドル安の展開が続き,この2ヶ月分の高騰に相当する月次 0.7% の下落を記録しました。しかしながら政府による石油価格の規制が功奏して引き続きインフレ率は過去 5年来の低水準を保ち、7-9月期の GDP も前年同期比で 8.9%増と中国に次ぐ世界第2位の高水準ではあるものの 2006年以来の低い伸び率にとどまりました。

中国元は,13日に要人による海外資金への依存度の縮小発言を受けてペッグ制廃止後最大の下げ幅を見せたものの、ペッグ制廃止後初めて1米ドル= 7.4元を上回り、月次で最大の上げ幅となる月次ベースで 0.84% 上昇しました。外貨準備高が10月末時点で 1兆 4600億米ドルと過去最高を記録し、10月の貿易黒字も 270億ドルに増加したことで欧米からの圧力が強まったことも一因と見られています。1-10月期の固定資産投資が前年同期の 26.9%増と伸びが加速し、またインフレも 10月には 6.5% と 10年来の高水準を記録しております。

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