つかの間の夢?

4/27/2009
(注) この記事は 2008年 9月9日の記事の再録です。

私の会社のオフィスのはす向かいに見える風景は、日本橋室町、別名三越前駅周辺の再開発のそれのはずでした。

真向かいにはマンダリン・オリエンタルホテルの入っている日本橋三井タワーがあり、さらにその先には
三越本店がある中央通リ沿いのこの地域に、このところぽっかりと更地になろうとしている区画が二つ。
一つはとうに更地となり、もう一つも、長期の賃貸が終了したら取り壊されるのだろうビル一棟が寂しく
残る横で、毎日建物の解体工事が進む、そんな光景が私の会社が始まった昨年の 11月からずっと続いていたのでした。

異変に気づいたのは、先週私が日本に帰国してからなので 9月3日の朝。
地面の茶褐色がむき出しだったはずのそこに黒い地面と、白い布テントが左右にずらりと並ぶのでした。
そして、その翌日の夕方、テントの中には紅白の横断幕と、テーブルが並び、そのテーブルの上には
盆栽がいくつもいくつも見え、テントとテントの間の広く取られたオープンスペースでは薙刀を持ち
演舞する女性の姿が暗闇の中にかけ声とともにみえるのでした。


さらに、金曜日には、色とりどりに着飾った女性たちが音楽に合わせてキャットウォークを歩くがごとく
歩き、時にオープンスペースの中心で、ソプラノの女性が歌い上げるシーンすら見えるのです。


一瞬、その風景の中に
「地鎮祭」
という看板が見えたのは確かなのですが

でも、今日の朝、オフィスにつくと、テントは跡形もなく消え、茶褐色の地面の上に
土ぼこりにまみれた鉄板が敷き詰められた現場の姿に戻っていたのです。




あの先週見た風景はいったいなんだったのだろう。。。



(後日追記)で、この場所に出来るのは野村不動産の開発するビル。
キーテナントは新生銀行さん。。。元同僚たちがコーヒーのみに来るってこと?!

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